2021年1月4日月曜日

【特撮ドラマ】仮面ライダー鎧武11話までの感想

Youtubeの東映特撮チャンネルにて無料公開されている、仮面ライダー鎧武の感想を区切り区切りで書いていこうと思う。

前置きとして私は決して仮面ライダーオタクではないことを明記しておく、仮面ライダーシリーズは明確に完走したのはエグゼイドのみである。まぁそもこの作品はライダーオタクならもう見ているであろう物なので当然といえば当然なのだが。

またこの作品は初見であるがどうしてもネタバレの受動喫煙はしているので、その辺りもご留意いただきたい。特に仮面ライダーシリーズは所謂ネットミームとなってしまっている部分はどうしても多いなと感じる、しかし先述のエグゼイドは「宝生永夢が適合手術を受けずに変身できたのか」やら「土管から生えてきて復活する檀黎斗」やら「絶版おじさん」の存在やらと割と重大なネタバレを知った状態での視聴となったがとてもとても楽しめたので私自身はその点においては問題はないかなと思っている。



1話を見て最初に驚いたのは「インベスゲーム」が当然のように流行していることである。得体の知れない異界の怪物をまるでカブトムシを戦わせるように戦わせる遊戯。しかも主人公サイドの登場人物がこのゲームの孕む危険性に気付くのも9話なのだ、しかも割と何度も制御不可能になって危ない目にあっているのに。そしてやはりというべきかこれもユグドラシルの実験の一部のようで…。
この作品の軸には「当たり前のことを疑う難しさ」や「未知の力を未知のまま扱うことのその先」があるのではないかと考える、特にその代償をこれから描かれるのではないだろうか。インベスゲームから手を引こうと、アーマードライダーもまた未知の力であることは変わらないのだから…。
それはそうとダンスじゃないもので競って悲しくないのか君ら、まぁダンスの勝敗って概念が中々に難しいからではあると思うが。


次に驚いたことは主人公である葛葉紘汰(仮面ライダー鎧武)がまだヒーローと言えるあり方でないまま力を手に入れてしまうこと、そしてヒーローになったなと言えるのがそこそこ経ってからであることである。
よくわからないまま変身してしまい、8話まではあくまで火の粉を払う戦いしか行ってこなかった。目の前に現れたインベスを倒すだけでなくわざわざ出向いて討伐を行た9話、そして自分たちをモルモット呼ばわりしたユグドラシル社員に怒りを持ったまま救うことでやっとヒーローに変身できたなと感じた。
絶対に許さねえマンになるところ、期待してます。


個人的には現時点で最も共感が持てる人物がミッチこと呉島光実(仮面ライダー龍玄)である、敷かれたレールで生きることを恐れる様は身に覚えがある、自分の居場所を守りたいことも、わからないからこそ今楽しいことを優先したい気持ちも。
しかし、現状鎧武のパートナーとしての面が強いが、この作品がバディ物として語られるところを見たことがない。またあまりにも狡猾な面が強く描かれている印象も受ける、ついでに2号ではなく3号ライダーという立ち位置だし。正直不穏なものを最も感じる人物でもある、ぶっちゃけ闇落ちしそう。


あとバンバン新しいライダーやフォームが登場するのは見ていてわかりやすく楽しいよね。



次の節目は23話のようなのでそのタイミングでまた書いていきたいかなと思う。

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