2021年2月20日土曜日

【特撮ドラマ】仮面ライダー鎧武23話までの感想

どうでもいいけどシドってヤツめちゃ小物の癖に、変身シーンめちゃかっこいいし仮面ライダーシグルドとか言う名前なの腹立ちませんか?チェリーなのも童貞なんじゃないかと疑ってしまいますよね。しかもそのチェリーを紘汰さんに奪われてしまいましたね。
というわけで感想書いていきたいと思います。


まず前置きなのだが、実をいうと色々あってゴライダーを見てしまい、駆紋戒斗と湊耀子の最期を知ることになりました。私としてはむしろこんな接点がない二人がこんな関係に!?と余計に先が気になったのでいいのだが、初見感想と言いづらくなってしまいましたね。いや紘汰さんが地球から出ていくのは知っちゃってるので元々言えたもんじゃないけども。
ゴライダー自体もエグゼイドの外伝作として普通に面白かったんですけど、ゴライダー最後しか出ねえのタイトル詐欺じゃね?とも思ったり。



というわけで本編感想へ、やはり2クール目最大の衝撃は「初瀬る」なのは言うまでもないだろう。角居裕也の末路ははっきり言って見えていたし、あー虚淵さんまたやるのねハイハイ、くらいにしか思っていなかった。あと視聴者目線だとあんまり思い入れのない人物だしなとも。
しかし本当にこの作品のターニングポイントになったのはまさかの初瀬亮二だった。小悪党ではあったがどこか憎めないアホさで城乃内と共に1クール目をにぎやかにしてくれた初瀬ちゃん。トラウマフラッシュバックの演出のえげつなさは同脚本の美樹さやかの堕ちていく様と同様のえげつなさだったなと思う、虚淵さん人が壊れていく様を書くのが本当に上手いよね…。スカラーシステムが超パッと出な上にあっさり処理されるところも虚淵さんらしさだけど。
なんで彼がここまで追い詰められなきゃいけないんだと物凄くしんどかったし、城乃内は正直少し嫌いになっちゃいましたね…スペシャルゲームを企画したチーム鎧武の2人も彼が追い詰められる切っ掛けだし、ドライバーを破壊し直接的に追い詰めたのは主任なんだけども…。個人的な感情として裏切った挙げ句安全圏にいる城乃内が許せないなと思ってしまう。
また角居裕也の扱いも、彼の末路を視聴者とミッチには開示しながらも紘汰さんには見せず、ミッチを揺さぶり続けた挙句にここ一番でミッチの兄である呉島貴虎の手によって突き付けられるのは本当に上手いというしかなかった。ヒーロー街道を走る紘汰さんを突き落としミッチをより揺り動かすことに貢献したと言える、うんえげつない!

と苦悩の道を歩む紘汰だがそれでも立ち上がるのがヒーローというものだ!ユグドラシルの支配だけではなく残酷な世界に抗う道を選ぶ!…というと聞こえがいいがDJサガラにいいように踊らされてる感がどうも否めない。誰かと同じく一番信用しちゃいけない相手を信じ込んでいるように見えるがはたして…。少なくとも人間じゃないよねサガラさん。

さて仮面ライダーなんだしかっこいいところの話をするとしよう、オレンジアームズの派生形態が2つも出てきた上にちゃんと鎧武者という一貫性を持ちつつ別方向のデザイン性なのは本当にすごいし素直にかっこいい。ジンバーレモン及びチェリーはやはり新世代ライダーに追いつく初期フォームの派生ってやっぱ嬉しいものがあるよなと、あと弓って実は武士らしい武器なんだよね。カチドキアームズはまだ出たばかりで力量の程はまだわからないが、旗での戦闘がめっちゃかっこいい!ただあの胡散臭いDJに渡されたDJ要素のある銃ってなんか怪しくないですかね…?本当に大丈夫?

他の主要人物の話をしよう、2号ライダーでありながら1クール目で普通に敵みたいな出番だった戒斗だったが、ついに本格的な共闘を始め、紘汰との対比も目立ってきた印象を受ける。外伝で彼のスタンスがはっきりしたのもあって印象が大分変りましたね、あとなんだかんだチームメンバーに慕われてるよね彼。だけど紘汰と同じくユグドラシルの支配を脱したと思うも別の何かに踊らされてるようにも見えるのが中々に不穏である…。

一方1クール目においてお前が2号だろと言わんばかりの相棒っぷりを見せてきたミッチだが、まぁドンドン不穏なことに…。12話でインベスに襲われる一般人を前にして紘汰を止めるだけで変身しなかった時点で、もう見ているものが違うのは明白だったがここまでとは…。ただ現状紘汰たちにもユグドラシルにも思い入れも不満も抱えている様子でコウモリをしているがどちらに転ぶか…いや下手したらどちらにも…。

ところで主任こと呉島貴虎やばくないですか?言ってしまえば悪の首領でビートライダーズを社会に貢献しないクズ共と口では罵るし多分本心ではあるだろうに、初瀬ちゃんがヘルヘイムの果実を口にした時吐き出せ!とめちゃ焦るわ初瀬亮二の名前をしっかり覚えてるわ、まずいと言いながらもアップルパイを全部笑いながら食べるわ、父親の非道を知ってショックを受けるわ、父の非道の被害者で幼馴染とはいえ父の仇に「復讐はもう終わっただろ!」と嗜めるところから始めるし、挙句の果てにその相手に「あなたは優し過ぎる」と言われたりもうね大好き。外伝しんどすぎた……。



総じて大きな転換を迎えながらもこの物語はこれからだと思わせてくれる展開だったと思う、湊耀子や戦極凌馬はこれからが本番って雰囲気ぷんぷんですしね。さぁ果たしてこれからどうなるのか!

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